現役大学生が初めてANAラウンジ(国際線)を利用した話
最初に記載しておきますが、今回はANAラウンジのレポート等の類いではありません。そのため、写真や詳細な設備の紹介は無く、私GON(現役大学生)の個人的感想を記したものとなります。
初めてANAラウンジを使う予定のある方は心の準備に、利用経験のある方は初めてANAラウンジを使った時のことを思い出して読んでいただければ幸いです。
僕のラウンジ経験
こんな記事を書いていますが僕はラウンジ童貞というわけではなく、海外旅行に頻繁に行くため楽天プレミアムカードでプライオリティパスを保持しており、海外の空港を中心にラウンジ経験はあります。
しかしこんな記事を書いているということはANAラウンジはそれらとは一線を画すラウンジだったということです。
今までのラウンジライフ
前述のとおり、今までのラウンジライフは基本的にプライオリティパスに依存したものでした。正直、プライオリティパスで入れるラウンジでも充実しているところはたくさんあり、無料のホットシャワーやビールやカクテルなどのお酒、マッサージ器、軽食など様々なサービスを享受してきました。
サービス内容だけでいえば、ANAラウンジより優れた点があるラウンジもあったのかもしれません。しかしながら僕の中でANAラウンジを『特別』に感じさせる違いがありました。
利用者層
プライオリティパスで使えるラウンジは、自分のみならずプライオリティパスホルダーなら誰もが利用できるということです。つまり、僕のようにいつもはエコノミークラスの格安航空券をSkyscannnerで探して、全身UNIQLO、もしくはGUで保安検査を潜り抜け、汚いバックパックを背負ってラウンジの受付に向かう学生であっても、プライオリティパスを持ってさえいえばすべての対象ラウンジに潜り込めてしまうのです。
しかし、ANAラウンジはそうはいきません。ANAラウンジを利用するには
・ビジネスクラス以上の利用
・スターアライアンスのステータス
・ANA My Choiceで有料もしくはマイルの利用
・ヤフオク等での利用券の落札
のいずれかが必要になってきます。(ほかにもあったら教えてください)
ということは、今までの僕のようなラウンジに入りたいだけのためにプライオリティパスを作ったようなエセでは簡単に入ることができない、それがANA LOUNGEなのです。
したがって、利用者層もプライオリティパス対象ラウンジとは全く異なっていました。なんだか、落ち着いていました。ラウンジを利用できることに浮かれているおのぼりさんみたいのは皆無でした、てか俺だけでした…。
心理面
また、心理的にも「今回はプライオリティパスじゃなくて、ビジネスクラス利用によるラウンジ利用なんだ…」という高揚感もあったでしょう。そりゃそうだ。にんげんだもの。
しかしそれを加味しても余りある魅力がANA LOUNGEにあったことをここに記しておきましょう。
初めてのANAラウンジ
結局ラウンジ自体はどうだったんだ!!という声が聞こえてきそうなのでANAラウンジ本体の話をします。
今回利用したのは成田空港第1ターミナルにある国際線のANAラウンジです。まずは入室時、「ごゆっくりお過ごしください、○○様」と言われたことにたじろぐ、空港で名前なんて呼ばれたの初めてだぁ…羽田の六厘舎で番号で呼ばれたことはあるけど名前は初めてだよ。
そして入室すると程よい暗さの静かな空間が。広くて座る場所に迷う…。とにかくラウンジで食べようと思って昼食抜いてきたからご飯食べよう…。と食事スペースへ。
そこには小窓があってその横にはメニューが。ヌードルバーです。巷で噂の。麺といえばJALのうどんですかいが有名?ですが、ここではそば、うどん、ラーメン、そしてカレーライスとラインナップがそろっています。自分が今まで見たことのあるヌードルバーではシンガポールラクサしか見たことないからびっくり(苦笑)
ヌードルしたい気持ちを抑えてビュッフェコーナーへ。正直そんなにたくさんメニューがあるわけではありません。実際韓国の仁川国際空港で利用したラウンジはプルコギやサムギョプサル、ビビンバ、チゲなど豊富な韓国料理が楽しめました。
しかし、ここで重要なのはメニューの数ではないんです!!前述のとおり、ANA LOUNGEは入るのにハードルがちょい高めないわゆる『オトナ』なラウンジなんです。オトナが求めるのは美味しい料理ではありますが、正直ラウンジでレストランレベルの美味しい料理を求めるのは酷です、というか無理です。ビュッフェ形式だし。じゃあなにが必要か。
オトナが求めるのは、普段食べているものがちょっぴりリッチになっているもの、あるいは『子供心を思い出させてくれるようなもの』と思うのです。それが満たされていたんです!このラウンジは!!
いくつか説明します。
・リンツのチョコレート(3種)
1口サイズのリンツのチョコレートは、普段食べている普通の板チョコとはちょっと違う海外ブランドならではの味が楽しめます。買えないほど高いものではないけれど、普段はあまり口にしない。そんなプチ贅沢をラウンジ空間で豊富なドリンクとともに楽しむことができます。
・おにぎり(牛しぐれ・高菜)
コンビニおにぎりの登場によりおにぎりの中身も変化を遂げ、様々なおにぎりを食べることができます。しかし、コンビニおにぎりは値段の幅も広く、100円セールでもやっていない限りいつも安価なツナマヨかおかかか昆布になってしまいがちです。少なくとも自分はそうです。ANA LOUNGEにて用意されているのは牛しぐれと高菜。どちらもコンビニであったらちょっと高級、100円セール以外ではなかなか手が出ない逸品です。そんな2つの具材がANA LOUNGEで堪能できます。
焼きそばには3つの種類があります。カップ焼きそば、家庭焼きそば、屋台焼きそばの3種です。他にもあるかもしれませんが、主要なものとしてはこのあたりでしょう。ANA LOUNGEで供される焼きそばは屋台焼きそばをベースに、カップ焼きそばを作るときのワクワク感を楽しめる、そんな焼きそばになっています。麺、具や味付けは屋台で供される焼きそばのような感じでシンプルな具材に濃い目の味付け。それだけなら単なる屋台焼きそばなのですが、横には青のり、紅生姜、マヨネーズ、ふりかけなどなど、カップ焼きそばや屋台焼きそばのトッピングを彷彿とさせるものが個包装でおいてあります。もうワクワクが止まりませんでした。(俺だけ?)
・生野菜サラダ
今までラウンジをいくつか経験して、生野菜のおいてあるラウンジは比較的ラグジュアリーであると感じています。もちろん、ANA LOUNGEにも生野菜が用意されていました。正直サラダ本体は普通だったのですが、同時提供されていたドレッシングがこれまた素敵でした。おそらくすりおろし玉ねぎを使ったしょうゆベースのドレッシング、ノンオイルではなくオイルベースのドレッシングです。正直ノンオイルのドレッシングはカロリーなどを抑えられるというメリットがありますが、やはりオイルドレッシングのほうがコクが出て美味しいですよね。(一応言っておくと最近のノンオイルドレッシングはとっても進化して美味しいものもたくさんあります。一般的な話です。)やはりドレッシングが美味しいとサラダも進みます。これはANAからの海外に行く前に生野菜たくさん食べておけよ、というメッセージと思っています。
食事はこのくらいでしょうか、ちょっと書きすぎてしまいました。ちなみに僕はお酒をあまり飲まないのでドリンクの話はしませんが、様々な種類のお酒が用意されてました。日本酒に至っては専用コーナーがありました。
ホテル以上のシャワールームに感動
そして食事とともに僕をANA LOUNGEのトリコにさせたのがシャワールームです。皆さん成田空港でシャワーを借りようとした場合いくらくらいかかるかご存知ですか?
答えは30分で1030円です。
正直高くないですか?確かにタオルやせっけんなどのアメニティはフル装備ではありますが、漫画喫茶などでは30分100~300円前後でシャワーが浴びられて漫画やネットもできることを考えると高い気がしてしまいます。
しかし、ANA LOUNGEならアメニティフル装備かつ時間制限なし(といってもあまりに長時間の利用はご迷惑なので常識の範囲内で)ですよ!すごいと思います。
これから利用される方のために詳細を記載すると
・シャワーヘッドは固定と可動(一般的な手持ち)どちらも利用可
・トイレも同じ部屋内にある、INAX製
・しかしシャワーとトイレはしっかり隔離されているため安心
・アメニティはシャンプーリンスやボディソなどに加え、化粧水や乳液など女子にうれしいモノたちも。機内は乾燥するので保湿しておきましょう。
・コームやブラシ、シャンプーハット、綿棒なども。
・タオルはバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルすべて完備
こんな感じでした。
しかし、これと同様の設備は海外のプライオリティパス対応ラウンジにもありました。しかしANA LOUNGEはシャワーに専用の受付が備えられており、わざわざ受付やハウスキーピングの人に言いに行く必要がありません。またシャワーの数もしっかりと確認してないですが10室弱ほどあり、待たされるということも少ないでしょう。
今回は10時間以上の長距離フライトだったので特にシャワーサービスはありがたかったです。
まとめ
・とにかくANA LOUNGEはいい!
・SFC修行等でわざわざステータスホルダーになる人の気持ちがわかった
・でもこれだけだとただのANAおよびスターアライアンスの回し者なので、今度は何とかしてJALのサクララウンジにでも潜入したいと思います。
↓ラウンジの話とかビジネスクラスの話も
itunes.apple.com